【商品概要】

※NoelはCornetに代表される、ビッグマフをベースに扱いやすいトーンの改良を加え、音質はしっかりコク、味わいがあり、心地よい古さも兼ね備えたサウンド、 (ギルモア、クリーム、BBAあたりに代表されるブルース、クラシックロック好きなら一発昇天です) を実現した、個人的にも大好物な素晴らしいエフェクターでした。2012年に発売された「Etude #2」オーバードライブをベースに改良を加えたのが今回の「Voile」と「Victoire」です。正直「Etude #2」はあまり素晴らしい印象が残っていなかったので、今回の2機種もスルーしていたのですが、試しに音を出してビックリでした。間違いなく名器「Cornet」に並ぶ完成度を誇ります。「Cornet」「Cornet Revu」が大好きな方は買いだと思います。

「Voile」

JCにぎましたが、サウンド、弾きごこち (ここが重要です) はチューブアンプそのものです。ローゲインセッティングでは、しっかりしたピッキングをするとブリッとした歪みが乗り、やさしく弾けば味のあるクリーン。何よりサウンドの雰囲気が文句なしです。アンプライクなペダルは多くありますが、これは本当に古いコンボアンプを弾いているかのようなリアルさです。JCであれば、プリアンプ的に使うのもありでしょう。ゲインを上げていくと、歪みとともに音の粘りが出てきます。チョーキングがたまらない、伸びやかなフィドルトーンは、こもっているだけのウーマントーンもどきとは一線を画す、よりリアルなクリーム期のクラプトンを思わせます。ギターのボリューム、トーンをあれこれいじってみて下さい。このペダルはたくさんの表情を見せてくれます。最近、良いハンドメイドエフェクターはいっぱいありますが、ロックの黄金期を体感させてくれる素晴らしいペダルはそう多くはありません。「Voile」は間違いなく期待に応えてくれます!!

「Victoire」

基本は「Voile」と方向性は同じだと思いますが、こちらのほうが高域の出方が強く、低域は締まっている印象を受けました。ジリジリとしたハイ、バサバサした荒々しいリードトーンが魅力的です。低めのゲインでもしっかり存在感のあるサウンドがします。ゲインをあげていくと次第に暴れだし、ロングサステインが気持ちよい、チョーキングをかましたくなるリードトーンが作れます。こちらも、ボリューム、トーンなどあれこれいじってみてください、魅力的で、様々な表情を見せてくれます。シングルコイルでギルモア風ならこちらでしょう。2機種それぞれに個性がありますので、2台持ちもアリだと思います。最近、良いハンドメイドエフェクターはいっぱいありますが、ロックの黄金期を体感させてくれる素晴らしいペダルはそう多くはありません。「Victoire」も間違いなく素晴らしいペダルです!!

※どちらも9Vアダプター駆動のみです。

※筐体右下の角部分の塗装がチップしております。

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